2023年3月8日(水)、大学ホームページ合格者一覧に僕の受験番号は無かった。
今回はそんな僕の現役時の不合格体験記について語るものとしよう。
…と導入を書いたがそもそもこのサイトに行き着いた人はおそらく現状の成績が悪く第一志望に受かりそうにない人だと思うんですよ。まあ、筆者自身も夏休みあたりに「今の成績で入れる大学あるのか…」とか思い始めてやたらと不合格体験記を見てましたね。
まあ、こんなの見ても成績は上がらないんで現状変えたいやる気に満ち溢れてる人はすぐに勉強に取り組んでください。やる気がなくてどんな生活送ったら受験落ちるのか知りたい人は読んでください。
当時のプロフィール
高校3年生当時、僕は数学が得意教科、英語が不得意教科という典型的な理系民(?)でしたね。数学の偏差値は河合記述で60前半、河合共通で70前半と超上位とは言わずとも上位ぐらいの立ち位置には存在していたのかもしれない。英語は常に偏差値40台を推移しており50を超えれば高いほうという壊滅的な状態だった。化学、物理は4月時点では偏差値50前半で普通ぐらいの立ち位置だった。なお、学校で受けさせられる進研模試では何故か現代社会が常に最高偏差値でした。
河合塾に高校2年生の秋から通い始め個別指導の英語とトップレベル数学を習っていた他、進研ゼミを数学、英語、物理、化学でやっていたが英語はあまり触れませんでした。
夏休み
夏休みは人生で一番勉強した期間かもしれない。1日平均勉強時間は8時間半ほどで10時間を超えることもたびたびあった。このころから本格的に物理、化学を勉強した、と言っても基礎的な内容は高校2年生から参考書を用いて学習していたためより実践的な学習を始めたという感じだ。高校2年生のころに物理・化学の受験勉強は高校3年生からで間に合うみたいな記事を読んだことあったがそんなことは無いと思うので高校2年生から対策を始めることを強く進める。世間一般に受験生は夏に毎日10時間勉強しろとか言われてますが10時間ってなかなか難しいですよ。勉強時間の測り方の問題かもしれませんが良くて9時間どまり。でも、勉強時間を延ばす目的で勉強するというより勉強してたらこれだけ時間が経過していたという意識で勉強しないとあまり意味がないと思います。
模試の復習はするべき
落ちる人の特徴でだいたい書いてあるのが模試の復習しない人ですよね。僕もそのうちの1人でした。一番の問題が第3回河合記述の偏差値で数学68、化学、物理で60取ったことですね。こんな成績を取ると人は調子に乗るんですよ。別に超上位の成績でもないのに内心浮かれてましたね。模試で一喜一憂する人は基本的に受からないというのはよく覚えておいてください。復習が面倒なら苦手分野の確認に模試は使用しょう。模試は自分の弱点を知れる最大のチャンスです、結果は取り合えず受け入れて復習に専念しましょう。
でも、これが難しいんですよね。頭では分かっていても結果だけ見て満足しちゃうんですよ。その場合はマインドセットを変えるしかないんで失敗から学ぶことの重要性を説いてる本でも読んでみてください。行動を変えるには考えを変えるしかないです。
共通テスト
共通テスト対策
共通テスト対策を本格的に始めたのは試験2週間前ぐらいからですね。主に進研ゼミ教材を一通りやりました。特に現代社会と物理・化学を重点的に英語と国語の古文・漢文をほどほどに進めてましたね。数学は今まで勉強してきたからこれ以上伸びることはないと考え苦手分野の点数向上に集中しました。
一日目
科目は現代社会、国語、リスニング。現代社会は進研ゼミを直前にやりまくったおかげか予定通り20分ほどで一周出来た。共通テストの攻略法はとにかく手を動かし続けること、しっかり勉強してきたならいろいろな視点から考えることが出来るので思いつく方法をすべて時間が続く限り試し回答を導く。確か問題を見て10秒考えて解けないと判断したら次の問題に進む戦法で解いていた。丁寧に解き進めるより大雑把に何回も見直す戦法のほうが共通テストはあってると思う。
二日目
理系科目もろもろ。英語は爆死したけど他はまあ、予定通りって感じ。緊張するのは良くないと思い基本的に気楽に受けていた。終わってすぐはそこそこの手ごたえがあった。この試験後に謎に出来た感じする現象は何なんですかね。
私立入試
共通テスト後はすぐに私立入試対策を始めた。ただ、この時期は物理・化学、英語を捨てて数学一本に集中して勉強していた。物理化学は共通テスト前に散々勉強してたから謎の自信がついていた。結果、私大入試は勝率5割で爆死した。教科を絞るのはリスクが高すぎた。
国立入試
国立は前期に農工大工学部を志望した。理由は共通テストと二次試験の割合が1:1だったのと比較的解きやすい標準的な難易度だったからだ。数学で8割。物理・化学で6割。英語4割取れれば、まあ、受かるだろぐらいに考えていた。
私立入試は早い段階ですべて終わったので20日間ぐらい毎日農工大の過去問を解いていた。過去問は主に東進データベースから持ってきて解いていた、数学は過去10年分ほど物理化学は5年分ほどを解いた。ちなみに、東進データベースは答えが結構間違っているので注意して使う必要がある。
2月28日入試本番。初手科目は物理・化学。化学は各大門半分ぐらいを死守して予定通り。物理は答えのみ書くタイプの問題がほとんどだったが内容自体は簡単だった。二番手の英語。ここで完全にやらかした、英作文を死守した結果、長文大門2個のこして残り時間が20分とかだった。当時、読んでも読まなくても結果は変わらんと思ってたため前後の文を少し読んですべて解き終えた。記述問題が少ない形式ゆえこのような戦法を取った。ラストは数学。計算さえ合ってれば満点も取れるようなレベルだったので比較的落ち着いて説くことが出来た。なお、試験終了と同時に大門五の(2)で考え方を間違えたことに気付き落ちたことを悟った。一方で、全体的に予定通りいったため可能性はあるとも思っていた。
まとめ
冒頭に書いてように結果的に農工大には落ちた。今回の受験を通して学んだ教訓を下記に示しておく。
英語からは逃れられない
今回の受験を通して思ったことは英語を捨てると受験は受からないということだ。当時の僕はそんなことわかっていたが数学や物理、化学に自信があった故、英語を捨てる結論に至ってしまった。だが、理系民で英語を捨てていいのは数学、物理、化学を安定して河合記述で偏差値70取れるレベルの人であって偏差値60台の人はリスクが高すぎる。そもそも、理系民は大学で研究を進める過程で十中八九英語とぶち当たることになるので早めに対策すれば後々楽できる。
GMARCHは受け得
GMARCHというくくりはもはや崩壊してるも同然だが世間一般には十分通用する。学歴フィルターが実在してるのか定かではないがGMARCHは受けとくべきだったと思っている。実際、理系のGMARCHは普通に対策してれば十分対処可能な標準問題が多い(ごく稀に異常に難易度が高い問題が出るがどうせ誰も解けないので気にしなくて良い)。受験する上でそこそこの実力がついて自身のある人は取り合えずGMARCHのいずれかを受けることを強くお勧めする。
受験失敗しても人生は終わらない
時々、受験失敗=人生終了と言ってる人がいるがそれは違った。実際、僕も農工大に落ちたのち数日間は人生終わったとか思っていた。受験に落ちるということはこれまでの勉強の成果が保証されないことになるので何のために勉強してきたのか分からなくなるからだ。多額の資金と時間をかけて塾や通信教育、学校、参考書などを活用してきた高校時代はすべて無駄だったのか。そんなことはなかった。実際、レベルが少し落ちた大学のほうが内容が簡単なので大学勉強にそれほど力を入れなくても良くなり趣味などに没頭することが出来てスキルアップが図れるため長期的に見ればプラスとも言える。落ち込んでる時間が一番無駄だということを知っておいてほしい。
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